当社では、製パン工場向けに金属製トレーをチェーン2列で搬送するプラスチックチェーンを商品化しています。しかし、チェーン表面の摩耗が早い、薄肉のリンク部分が欠け搬送物への異物混入の懸念がある、
さらに傾斜搬送時に金属製トレーがトレーに付着した油の影響などで滑ってしまうなどの課題がありました。
そこで、リンク構造を見直し、チェーンの耐久性を高めると同時に、リンク内部にマグネットを内蔵できる
新商品を開発。傾斜部でもスムーズに搬送できるようチェーンにマグネットを埋め込んだ「マグネットタイプ」、
平坦部の搬送に適した「クローズタイプ」の2種類を商品化しました。用途に合わせ、リンク材質を耐熱仕様や
耐衝撃仕様などへの変更も可能です。
さらに、チェーンが破損しても部分交換できる構造のため、チェーンの取替工数削減と省資源化につながるなど、お客様の環境負荷低減と経済性向上にも貢献します。
※この新商品は、当社独自で設定したエコ評価基準をクリアした商品です。

特　長
(1)チェーンに埋め込んだマグネットにより、傾斜コンベヤや滑りやすい工程でもスムーズ搬送
チェーンのリンク部にマグネットを埋め込み、マグネット磁力で金属製トレーを吸着。傾斜部でも
金属トレーをスムーズに搬送します。

(2)肉厚なチェーンのリンク構造採用で欠けにくい
従来のプラスチックチェーンに比べ、リンク部分を肉厚にし、破損する可能性を軽減しました。
また。プラスチック材質のため、金属製トレーとの擦動による金属摩耗粉の発生も抑制します。

(3)耐熱、耐衝撃など用途に合わせて高機能仕様（材質）を選択できる
クローズタイプは、マグネットタイプとの互換性もあり、チェーン表面温度120℃まで対応可能な
耐熱仕様、衝撃がかかる工程向けの耐衝撃仕様等への高機能仕様（材質）の変更も可能です。

《 特長 》
■ 手にフィットするノブと組み合わせたインデックスプランジャです。
■ 操作ノブを回さないとピンを引込めることができない安全機構つきです。
■ ピン径の公差は−0.04〜−0.02です。相手側の穴の推奨公差はG7です。
■ ピンは焼入れ済み。耐摩耗性にすぐれています。

一年でもっとも寒い時期の到来！冬こそ"省エネ"　暖房の仕様を抑えるためにできる工夫は？
　資源エネルギー庁によると、家庭でいちばん電力を消費しているのはエアコンで、家庭での全使用電力の実に
1/4以上の25.2％もの電力を使用しています。では、このエアコンの消費電力量を「冷房」と「暖房」で分けてみました。家電製品は年々"省エネ化"が図られて、新しい製品ほど消費電力が少なくなります。2008年型のエアコンの
消費電力量を比較すると、以下の結果となりました。
　※冷暖房兼用型・壁掛け型・冷房能力2.8kWクラス・省エネ型代表機種の単純平均値・冷房消費電力量　214（kWh）・暖房消費電力量　644（kWh）日本冷凍空調工業会規格
　暖房のほうが冷房よりも約3倍の消費電力量です。このことから冬場の暖房をいかに抑えるのか、その代わりになるような防寒対策を取れば、かなりの省エネが実現できるといえるのではないでしょうか。
　（財）省エネルギーセンターによると、暖房を23℃以上に設定しているオフィスで、設定温度を23度から20度にすることで、消費エネルギーを約2割削減できるそうです。ただ設定温度を3度下げるだけでは単なる"ガマン"になってしまいます。そこでエアコンの設定温度はそのままに「体感温度」を上げることで補う工夫をしてみましょう。
　こちらも（財）省エネルギーセンターが実施した調査「着衣の工夫と体感温度等の違い」を参考に、体感温度の違いを挙げました。カッコの中が上昇する体感温度です。・上着を着る（2.3℃）・下着を長袖＋ズボン下（0.9℃）・膝掛けをする（2.5℃）・フリースなどをもう一枚着る（2.2℃）・靴下を履く（0.6℃）さらに、スリッパを履く（0.6℃）
冬が本来、寒い季節であることを自覚した上で「賢い」過ごし方を探してみてはいかがでしょうか。